家族ライフサイクルシリーズ~独身の若い成人期

夜桜
man and woman sitting on rock
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皆さん、こんにちは!
今回から、数回に分けて「家族ライフサイクル」という考え方を各ステージごとに紹介していきます。
家族ライフサイクルについては、こちらを参考にしてくださいね。

ライフサイクル第1ステージは、「独身の若い成人期」です。
結婚前の「1人」の状態ですね。

ずばり、この時期の家族ライフサイクルの発達課題は、

ライフサイクルシリーズ~独身の若い成人期

源家族からの自己分化

「源家族」とは育った家族のことです。

超絶簡単にいうと、

「育った家族からの自立」

「自己分化」という言葉は、家族療法家のボーエン氏が提唱した言葉です。
簡単に言うと、情緒と理性のバランスがとれるようになるプロセスのことです。
プロセス??ちょっと分かりにくい・・
そうなんです!!

個人内の「自己分化」を例にしてみます。

自己分化が低いとは、情緒と理性が融合しやすく(混ざってしまいやすい)、客観的に物事を判断する際にも感情的に振舞うこと。
自己分化が高いとは、情緒と理性のバランスが保たれており、思考と感情のバランスがよいこと。

家族心理学では、

結婚における配偶者選択は、

自己分化が高い人は、自己分化が高い人を選び

自己分化が低い人は自己分化が低い人を選ぶ

傾向があると指摘されています。

一方、ここでいう対人関係で使われる「自己分化」は、

育った家族と過去も未来も連続して繋がりながらも、
「私(僕)」は私(僕)であるという感覚に立つ(過度に家族から影響を受けない)こと。


自分の人生に責任を持つという姿勢があり、
自分らしくいられるということ。

とされています。

自立とは

家族ライフサイクルの第1ステージ「独身の若い成人期」は、個人の発達課題でいうと大体「成人期」にあたる。個人の発達課題では、「他者との親密か関係の確立」と言われている。同性や異性との親密な関りを作っていく中で、自己を投入しつつ「自分らしさ」を見失わない能力を得ることだ。

大人になるということは、矛盾、逆説的であることを内面に取り入れていくことなのかもしれない。

自立とは、一見、経済的自立、精神的自立、自己責任、自己コントロールなどと言われるように、
立派に独り立ちしている印象をもつ。(私だけだろうか・・)

しかし、上記したように、ある程度成熟した「大人」とは、矛盾を内にはらみ調整しコントロールしていくことだとしたら、
「自立」は立派に立つことだけではないはずだ。

時には、

誰かに頼り
優しくしてもらい
話を聞いてもらい

満たされ、
誰かを満たす

これは、立派な「甘え」だ。
幼き頃の、全体をすっぽり甘く満たされるような「甘え」ではないけれど。

「自立」と「甘え」のバランスが程よく、かつコントロールできること、


これが大人の「自立」だと定義したい。



育った家族から見ると

一方、巣立たせる家族からみると、この時期は大きな変化がある時期だ。
夫婦に子どもができた頃から20年以上もの月日、共に「家族」を形成してきた一員が巣立つのだ。


喪失感半端ないわけだ。

家族は、自立していこうとする子どもに対し、過剰に束縛したり、無下に突き放したりせず、
ただ見守ろう。
家族は、巣立つ子どもに対し、新たに家族をつくる「大人」として関係を作り変える必要がある。

また夫婦は、老年期にむけて関係の再構築が必要になってくる。
(ここで、子どもが幼少期に支え合えなかった、どちらかが過剰に負担があったりすると離婚の危機になる)

そして、親も自分の親世代の老化、終末期にむけての覚悟やサポートをしていくこととなる。

子どもが巣立つことを通して、家族は大きな変化を遂げる。



この「変化」を受け入れ、柔軟に対応していくには、

子どもが巣立つ数年前に、想定しておくことだ。

夫婦二人になって会話がない・・どうやって過ごそうか。
今のうちからデートでもしてみるか。
仕事をもう少し増やしてみようか。
または、仕事を減らしていこうか。
親のことどうしようか、兄弟や親と話し合っておこう。

大丈夫、準備期間はあるのだから。







おまけ~いっぱい恋して大人になろう!失恋せよ~


忘れられない場面がある。
先輩の一言
「いっぱい恋して大人になろう」
今思えば、何かの一説だったのだろうか?
名言過ぎると。

そう、恋をすることは、
生きている中で極上の体験だ。
そして、失恋もまたしかり。
最悪の体験だが、傷つくことでやはり磨かれる。
何より、人間としての「味」が深まる。

恋愛について研究している文章を読んだことがある。

失恋をしたケースでは、恋愛が実って結婚するケース以上に、
自己の再発見、将来の生き方の検討、確認を積極的に行っている、と。
一時的な喪失による痛手はあるものの、長期的にみれば、
積極的な自己形成とい人生設計がなされる、だそうだ。

これは、本当にそう思う。
失恋を経験した人ならば頷けるのではないだろうか。

失恋が怖いのは、自分の価値が減ると一時的に強く感じてしまうからではないか。
振られ続ければ、愛される価値がないのだろうかと感じてしまう。
しかし、自分の価値は減らない。

相手の好きや嫌いは、相手のもの。
自分の価値には関係がない。

失恋して感情の海に浸ったら、
出てこよう。
いつまでもそこにいる意味はない。
自分が可哀そうだと思わなくていい。

何かを失うことは、イタイけれども、
それより大きな何かを得るためだと思っておこう。

いつかは結婚したいと思っている人、
いっぱい恋愛して恋破れることを恐れないでね。


それでは、今回もお読み頂きありがとうございます。

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