家族ライフサイクルシリーズ第2弾~新婚期・家族の成立~

皆さん、こんにちは。
今回は、「家族ライフサイクルシリーズ」の第2ステージ「新婚期・家族の成立期」について紹介していきます。
「家族ライフサイクル」については、こちらを参照してくださいね。
家族ライフサイクル、第2ステージは「新婚期・家族の成立期」です。
この時期の発達課題は、
新婚期・家族の成立期
・夫婦システムの決定
・実家の親との付き合い
・子どもをもつ決心
超絶簡単に言うと
異文化を取り入れながら、
新しいものを2人で創る!
異文化とは、2人のもつ文化が全く異なるという意味です。
夫婦システムの決定とは、夫婦で課題をどのように解決していくかという基盤を、この時期につくっておくことが望ましいという意味であると考えます。意見の不一致をどのように解決していくか?
意見の違いを想定して、葛藤を避けるのではなく
相手に判断を委ねすぎず、
どのような話し合い方をしたら、お互いに納得して結論をだすことができるのか?
逆に、「何」が、建設的な話し合いを邪魔するのか?
実家の親との付き合いとは、実家の親との付き合い方を変えていく(独身の時期の関係性を)こと。
子どもをもつ決心とは、こどもをもつのか、もたないのかから始まり、
何人がいいのか、時期は?等を決めていくことです。また、子どもが授からなかった場合には、どうするのかも考えておくとよいと思います。
異文化を取り入れながら2人で新しいものを創る
結婚する2人は、当然ながら、各々別の文化をもっています。
ここでいう「文化」とは、育った家族・環境から少なからず影響を受けてきた部分を含めます。
例えば、生活習慣でいうと、
「早寝早起きをする家族」
「夜型家族」
「朝食は食べない」
「夜は必ず家族全員で」等
家族の暗黙の習慣、ルールがあり、その影響を少なからず受けていることでしょう。(家族と自分の習慣が違っていても)
意識できるものから、2人で初めて生活してみて気づくこともあります。
重要な事は、どちらの習慣をとるか、ではなく
2人でどのように創るかなのです。
2人で「同じ」習慣にしてもよいですし、
2人で「別」の習慣を選択してもよいのです。
お互いに納得していることです。
そういった意味では、試行錯誤の時期だともいえますが、
子どもの育児をめぐる養育方針や
親の介護についてどうするか等
2人でどのように話し合い、解決していくかは結婚後も続くことであると想像できれば、
この時期、
2人の話し合いの仕方、
結論の出し方、
解決の仕方の基盤をつくっておければ理想です。
簡単には出来ません・・・。
何て言ったって異文化ですから。
ぶつかり、妥協し、考え、2人にとっての最良を創っていくしかないのです。
時には、辛く、思い通りにならないイライラ、哀しみ、怒りを感じることもあるでしょう。
しかし、それは今後2人にとって大事なことだと覚悟してほしいのです。
自分の事さえ分からないことが多いのに
相手の事など理解できるか!!
と投げやりなキモチを抱くこともあります。
それでも!!
向き合うことをあきらめないでください。
分かり合えないことが前提です。
それでも向き合うことはできます。
時間も味方につけて、お互いに納得できることを目指していきましょう(*’▽’)
こどもを育てるか育てないか
ひと昔に比べると、現代は「こどもをもつか、もたないか」という選択が人生の選択肢の一つとして、私たちの人生に強く意識されるようになった。私たちは、己の人生において「子をもつ」選択をするか、しないかを選べる。
「子どもを育てる」と一言で言っても選択肢は様々だ。
自分が産んだ子どもを育てる。
訳があって自分が産んでいない子どもを育てる。
訳があって養子を迎え育てる。
親戚として血縁関係の子どもを可愛がる。
遠く離れた地に住む子どもに経済的な援助をしている。
仕事で子どもの養育に関わっている。
直接的
間接的
どちらでも「子どもを育てる」ことに変わりはない。
なぜか?
「子ども」にとっては、自分を大事な存在として関わってくれる「人」は、
自分の命に繋がる「大事にしたい人」となり得るからだ。
「子ども」にとっては、血縁関係は関係がない。
子育てとは、自分たちの子どもを養育する以外に、
血縁関係に関係のない養育も立派な子育てなのである。
その上で、下記のことを2人で考えてみよう!
葛藤があるのは当たり前
2人は、いつでもお互いを思いやることは、不可能。
お互いを理解し、似たような価値観で生きやすい、何てわけがない。
お互いの素敵なところだけ見て幸せ、なんてことはいつまでも続かない。
自分を犠牲に、相手を思いやることは、2人にとって本当の幸せじゃない。
私が我慢すれば、
僕が我慢すれば、
誰かが幸せになる?
それは、違う。
私が幸せになって、
僕が幸せになって、
初めて、相手が幸せになる。
異なる2人は近づけば近づくほど、
葛藤が生じてしまう。
それでいいのです。
どのような過去があろうとも、
この人と幸せになりたい、と願った瞬間に
動き出す。
大丈夫。
きっと幸せになる。
おわり(*’▽’)